航海と経営

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 経営とは、ある目標に向かって、ヒト、モノ、カネ、情報、ノウハウなど企業の持っている総力を挙げて目的を達成する活動を指します。そして、その活動が社会貢献となり、適正利益を得て行くことになります。
 企業活動は、よく航海に例えられるように航海の意義、「何のために、何処へ行くのか」を設定しなければなりません。例えばヨーロッパから日本へ向かう。目的は財宝を探しだとします。いくつもの海を越えるには、どのくらいの船が必要で、乗組員の人数、食料、機材を考え、概算します。そして目的達成までに必要な資金は、どのくらいで、手に入れることの出来る予想収入はどれくらい、差引予想利益がこれくらいになるだろう。だから航海に出ようという事になります。人やお金を集めるために何の目的でそこへ向かい何を手に入れるのかを熱く語り、賛同してもらう必要があります。そして、やっと航海へ出発です。
 航海で必要な航海地図を持っていなければどうでしょう?大きな航海ほど目的地に到着することは、ほぼ不可能です。他にも食料計画、海賊対策、補修計画などを持っていないと計画日程に狂いが出てきます。それらを企業経営に置き換えると、航海地図が企業の「事業計画」にあたり、労務、リスク対策、設備投資などにあたります。企業において、それらの計画を持たずに経営を行う事は、気合いだけで、嵐の中を航海するほど無謀なことです。

事業計画を誰が作るのか?

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 自社で色々な文献を調べながら作成しても問題ありません。しかし、費用対効果は取れているでしょうか?完成した事業計画の完成度はどうでしょうか?疑問が残るはずです。やはりプロのアドバイスによって、必要なところだけを調べ、考え、整理していった方が効率的であり、完成度も格段と高くなります。もちろん費用対効果のバランスが取れるはずです。
 勘違いをしないで頂きたいのは、コンサルタントが事業計画を作るのではありません。コンサルタントが簡単に事業計画を作るという話を聞きますが、簡単に作ると言うことは、理念のない定型的なものになってしまいます。極端な言い方をすれば、同じ業種ならば、会社情報が違うだけのものを渡されます。事業計画は、あくまでもコンサルタントのアドバイスによって、あなたの会社全体で絞り出し、コンサルタントがまとめて行く物です。そして社員がその計画に夢を持ち、個々の努力によって目標を達成することが、事業計画の作成と実行の意味です。

事業計画作成の意義

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1.経営の指針

目標が明確になり、そこから派生してくる様々な資金計画や人材計画、投資計画などの基礎となる。

2.業務遂行の指針

役員や幹部社員に企業および部門の経営目標を理解させ、日常業務の判断基準を与えます。

3.モチベーションの向上

計画作成に関わることにより、会社への帰属意識が向上し、社員の一体感が生まれる。

事業計画の種類

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1.対象による分類

全体計画、部門計画、資本計画、人事計画など対象によって作成される個別計画

2.計画期間による分類

長期計画(5年)、中期計画(2~3年)、短期計画(1年以内の計画で、半期、四半期など)があります。長期計画は、ローリング・プランを活用し、1年毎に計画と実績との差異をチェックし、差異が大きい場合は、計画の再編を行う。

3.計画レベルによる分類

戦略的計画は、長期的なビジョンで立てられたトップレベルの経営指針。戦術的計画は、ミドルレベル以下の日常業務を効率的に運用するための計画。

経営目標の設定

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 企業の本来のあり方は、社会貢献です。役に立つ物やサービスを提供するからこそ、適正利益を得ることが出来るのです。企業がゴーイング・コンサーンとして継続して成長するためには、高い理想が必要です。よって、「儲けたい」「自社ビルを建てたい」「役員報酬をたくさんもらいたい」や売上額のみの設定などは、経営目標とはなり得ません。

定性的な目標と定量的な目標

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 目標の設定方法に決まりはありませんが、イメージのように数値化しにくい定性的な目標と、その目標を数値化した定量的な目標が必要です。特に数値化しにくい「質」に対する目標をしっかりと設定する事が大切です。目標設定方法などは、コンサルティングさせて頂くときにでもお話し致します。